戸上真音 / Mao Togami

『音』をテーマにキャンバス上に奏でる





















略歴
奈良県 出身
1998年生まれ
京都芸術大学 卒業

■展覧会■
2022年 『Calendar原画展』  (ZINEgallery/京都)
2022年 『秋の0号展』    (ZINE gallery/京都)
2022年 『151絵展』     (ZINEgallery/京都)
2022年 『春の0号展』    (ZINE gallery/京都)


インスタ @mooo.mao.ooom

 

Interview

絵を描き始めたのは??
物心つく前から母に美術館に連れて行ってもらうこともあり、幼稚園に通う頃から絵を描くのは好きでしたね。
自分の中で絵に対して衝撃的な記憶として残っているのは、小学生半ばに国立国際美術館で横尾忠則の作品を観た時です。
その頃は将来、イラストレーターになりたいなと思っていました。
それと、中学生の授業でヤン・シュヴァンクマイエルの『ジャバウォッキー』(1971年)を観た時も衝撃的でした。
3歳から高校生までずっとピアノもしていたので音楽の道も考えたのですが、結果的に美術の道に進もうと思いました。
中学生から画塾に通って受験の為にデッサンなどは描いていましたが、描きたいと思って描いていた絵はずっと抽象画でした。

作品で表現しているものは?
『音』ですね。
最近の作品タイトルも「Op.(オーパス)」や「mf(メッゾ・フォルテ)」など音楽用語を使っています。
タイトルを決めるのは作品が出来上がってから決めます。
今回の個展のタイトルも『Genome editing』にしたのは、現在の作品は視覚的には偶然性の要素があるものの、私の意思に反していままで刷り込まれてきた「美しい」とされる構図や配色など、他人の意識が入り込んできている状態だなと感じたからです。

制作には何を使ってますか?
いくつかのレイヤーから成っていて、1層目だけ筆を使って描くんですが、2層目からは最終段階までペインティングナイフを使っています。

今回の個展でメインビジュアルになっている作品には文字が入ってますね?
谷川俊太郎さんの詩を英訳した文字が入ってます。ただ単に好きだからっていう理由です。


今回の個展で意識したことは?
好きな原色を使いがちなので、新作はいままで使わなかった色も意識して使おうと思いました。

今後のイメージする仕事やしたい活動は?
まだ具体的には決まってませんが、作品(原画)を売って終わりというだけでなく、CDジャケットのような商業的な分野にも使用されたいと思ってます。

インタビュー: 斧田唯志  (2023.02)