About

ZINE gallery(ジンギャラリー)という名称ですが、「ZINE」というのは自主製作本がそう呼ばれているように、手作りなスタイルであっても、愛情を込めたギャラリーにしていきたいという思いから名付けました。

私、オーナーの斧田(おのだ)と申します。
1994年に宝塚造形芸術大学を卒業したものの専攻はデザインで、しばらくはアートといっても買うだけの人でした。純粋に欲しいと思って買うというよりは、応援の意味の方が大きかったのです。
しかし、2011年頃に「私ががんばって買ったところで、たかが1人だし限界がある。もっと”世の中にこういう作家がいて、こういう作品があるよ”というのを広めたら、知る人が増え、買う人も増えるんじゃないか!」と思い、2012年6月に「隔月刊He-art」というフリーペーパーを創刊したのです。
巻頭には毎号素晴らしいアーティストにインタビューした記事を掲載し、2ヶ月毎5年間に渡り発行しました。
しかし、時代は紙媒体よりWebが主流となり、広告も減り2017年に休刊となったのです。
休刊の1年前、ひょんなことがきっかけで、私自身が作家活動するようになりまして、2016年10月から2020年9月まで25回もの展覧会に参加してきました。
また、2019年には「学園前アートフェスタ2019」のアートディレクターも務めました。
コレクター、美術ライター、アーティスト、アートディレクターと様々な立場を経験したうえで、まだ経験したことのないギャラリー運営をすることにしました。

もちろん経費はかかりますので、慈善事業をするつもりはありませんが、実績のあるアーティストや将来に投資したいと思うアーティストには企画展を、またお金はあまりかけられないが熱意のあるというアーティストにはレンタル展や公募展をし、その都度面白いアイディアを盛り込みたいのです。
そういう意味でも、「ZINE」のようにギャラリー側とアーティスト側が共に作り上げ、やって良かったと思えるような展示を作っていきたいと思っています。
                ZINE galleryオーナー :  斧田 唯志