大橋麻里子 / MARIKO Ohashi

「物質とは何か」「存在とは何か」「時間とは何か」について考える仕掛けを隠す



















大橋麻里子は絵画を通し、時間を可視化しようと試みます。
その作品には複数の線が描き込まれ、 その画面はよく見るといくつもの層が出来ていますが、彼女はそれによって時間を目に見える 状態に引き出そうとします。また大橋は絵画をイラストのような単純なイメージとは捉えず、 それを一つの物体であり、画家自身の手によって生み出される身体的な記録であると考えます。
いくつもの線が折り重なるようにして構成される彼女の作品には、あらゆることがデジタル化していく現代において「物質とは何か」「存在とは何か」「時間とは何か」について考える仕掛けが隠されており、だからこそ私たち自身の存在のあり方を見つめ直す力を持っていると言えるでしょう。

略歴
1991年 兵庫県生まれ
2014 年 京都造形芸術大学 美術工芸学科洋画コース卒業
2016年 多摩美術大学 大学院博士前期課程 美術研究科油画専攻修了 2014 ~2016年 神山財団奨学生

■近年の主な展覧会■
2020年 浮遊する現在 (GALLERY301/神戸)
2020年 time in a bottle 大橋麻里子|齊藤拓未 (MASATAKA CONTEMPORARY/東京)
2019年 Komposition (Sansiao gallery HK/香港)
2018年 REUNITE (MASATAKA CONTEMPORARY/東京)

■主な受賞歴■
2019年 松坂屋名古屋 いい芽ふくら芽 入選
2016年 SEZON ART AWARD 入選
2015 年 横浜アートコンペティション2015 審査員特別賞( 天野太郎賞)
2015 年 損保ジャパン日本興亜美術賞FACE2015 優秀賞
2014 年 京都造形芸術大学卒業制作展 学科賞受賞
2013 年 第38 回神戸市民美術展 佳作
2013 年 空想美術大賞展 入選
2012 年 第18 回三菱商事アートゲートプログラム(第25 回)

WEB https://mrrnohana.wixsite.com/marikoohashi
インスタ @ohashi_mariko