「書」という精神的二次元の世界に存在しているものを「建築」という物体へと結びつけながら図面化させ、平面のまま寸法や記号によって書を三次元に想像変形させることによって書の領域を再考している。
また同時に書を図面化する行為は、アナログが次々にデジタルへと移行させられていく現代社会の流れを内包しているともいえる。
最近は「書による空想建築」という観念から更に抽象化することもあり、記号に意味性を委ねながらも精神的空間としての計画や非計画の計画も増えてきている。
本展では空想の計画(Imaginary plan)から非計画の計画(Unplanned)を展開していく。
・作家在廊予定・・・9月22日(金)、23日(土)、24日(日)
2023年9月22日(金)〜10月1日(日)
-Session- (会期)
2023年9月22日(金)、23日(土)、24日(日)、29日(金)、30日(土)、10月1日(日)
14:00〜19:00(最終日も同じ)
-Reception party- (レセプションパーティー)
予定しておりません。
-Eevent- (会期中のイベント)
同上
–Artist-(アーティスト)
田中岳舟
Tanaka Gakusyu
1990年 福岡県生まれ 2012年 九州産業大学 建築学科 卒業
左利きであることから幼児期にカキカタ教室へ通わされた事をきっかけに書を学び始める。
その後も書を続けながらも、ある時「前衛書」と出逢い、その「自由な表現」と「書の可能性」に衝撃を受ける。以降、アブストラクトな書線や墨が持つ独特な表現を生かした作品などを発表していく。
近年は「書から成るモノ」をテーマとし、思考を広げながら現代のアートとしてその可能性を追求している。